
レシートや領収証をただひたすらに集めている人って周りにいませんか?
しかし、きちんと自分で確定申告をしている人であればあるほど、
レシートや領収証をかき集めることはしません。
ひどい人では、レシートや領収証をただひたらすら集めて、
できるだけ経費を増やせとばかりに税務署に持ち込むような人もいます。
ここでは、レシートや領収証をひたすら集めて申告するデメリットを紹介します。
溜まったレシートを経費申請する3つのデメリット
適切な経費処理ができなくなる
律儀な性格の人は経費が発生するごとに記帳・処理をしています。
一般的には、1週間ごと、1ヶ月ごとに処理している人が多いようです。
間違っても、半年、1年と溜めるようなことはしません。
なぜなら、人間の記憶は当てにならないから!
- 「あれ?これって何の領収証(レシート)だっけ?」
- 「これってあの時、割り勘で払ったような…」
- 「あの時はお金持ってなくて、確か事業主借かな?」
そんな状態では正確な記帳はできません。
1年間の記憶を的確にすべて思い起こすことは不可能です。

結局は時間がかかって自分が損をする
その都度経費処理をすれば僅かな時間で済むことでも、
それが溜まりに溜まると2倍、3倍と時間がかかります。
税務署に向かうまでの段階で無駄な時間がかかるだけではなく、
税務署でも税務職員を前に無駄な時間をかけるでしょう。
修正をしたり、何度も税務署に足を運ぶ結果になるので面倒です。
仕事のできない人は、すぐにやらなかったり、仕事を溜めたり、効率が悪かったりしますよねー。

税務署からの信頼を失う
これが最も致命的と言えるデメリットです。
適切な経理処理をして準備も万全で税務署に行けば、
税務署員からも「この人はきっちりとしている人だな」と思われますよね?
無駄な経費申告もなくきっちりと課税所得を申告する人間は、
税務署からしても大きな信頼に値します。
逆に、少しでも経費を増やそうと色々なレシートを持ち込む人間には、


と思ってしまうのが人間です。
いい加減な事業主だなという印象を税務署から持たれると、
当然ながら税務調査のターゲットになる可能性も自ずと高くなります。
何でも「信頼」が一番大事ですね。

レシートはその都度処理をしていく習慣化を
その都度帳簿を付けたりレシートや領収証を処理するのは面倒ですが、
溜め過ぎるともっと面倒なことになります。
「すぐやる」「すぐやる」という習慣を身に付けておくと、
レシートや領収証が溜まることもなくスムーズな確定申告に繋がります。